ヴィヴィッドの記録

日々感じたこと、考えたことを記録してます

2022年の振り返り

 あっという間の1年間。毎年毎年加速度的に速くなっている。コロナが流行り始めてから記憶があやふやなところが多くある。


聞いていた音楽たち




ビヨンセの新譜をめっちゃ聞いた気がする。死ぬまでに1度ライブに行きたい。

七尾旅人の新譜は心に突き刺さりまくるため心に余裕があるときしか聞けないが、切実であり、優しくもあり、視点の移り変わりが美しいアルバムだ。

 


Spotifyのまとめでわかる通り1つのバンド(AgeFactory)を2月くらいから繰り返し繰り返し聞いている。これは2018年にPeople In The Box にハマった時とほぼ同じ現象のためこれから数年単位で音源を聴きまくる、ライブに行くことになることが予想される。ハマる時はトップスピードでハマるタイプなのだ。

ちなみに3月にはじめてライブを見て対バン含めて5回今年は見られたので大満足である。ちなみに2023年一発目も彼らが出るライブを見に行く。

 

今年の目標の話

(1)自分の興味のある勉強をする

(2)日記を書く

(3)欲しいものを買う

(4)本を読む

(5)言いたいことは言う

(6)車の運転をする


(1)自分の興味のある勉強をする

達成率60%

上半期にヨガのお勉強をした。が、日常にあぐらをかいて深耕ができなかった。勉強しようと思っていたジェンダー論や、哲学、興味があった俳句についてもちっともやってない。あと身体の勉強は怪我をしたおかげで身をもって勉強している感じがする。これぞまさに怪我の功名。


(2)日記を書く

達成率0%

書いてない。書け。


(3)欲しいものを買う

達成率10%

物欲があまりなかった。美味しいお酒を買ったり、美味しいものを食べたりする才能はあるらしい。あと経験は沢山買った。


(4)本を読む

達成率20%

全然読めなかった。積読ばかり増える。ストレスが溜まるとおもむろに本屋に行き、数冊買う癖を辞めたい。

今村夏子と村田沙耶香だけは読んでいる。


(5)言いたいことは言う

達成率10%

会社で常日頃からアドバイスおよび指導のタイミングがおかしい(遅い)上司がいて、言うのが遅いですよ、とアドバイスした。反省していたがまだ遅い。

おかしいと思った時におかしいと言えない。本当におかしいのか?と考える時間が必要だ。美味しい時に美味しいとあまり言えない。不味い時にも言えない。大好きなものを大好きと言うには、本当に好きなのか検証する時間が必要だ。

瞬発力がほしい。


(6)車の運転をする

達成率50%

ペーパードライバー講習に行き、シェアカーに登録、時々運転している。が車でどこに行けばいいか分からなくて日常にはなっていない。あと車庫入れが出来ないため走り続けるしかない。毎回怖い思いをしている。もう嫌だ。でも旅先で車でしか行けないところに行きたい気持ちはある。


続・ライブの話

 上半期に引き続きライブの話。前回のフェスの記録を読むと分かるが、かなり規制が緩和された。会場やアーティスト、規模感によってそれはまちまちだが、1年前と比べるとかなり本来の姿に近付いている気がする。600円でお茶や水を買うことも無くなってきたし、ライブハウスに椅子が置かれることも少なくなったし、自分がいられる場所が限定されることも少なくなった。仕事に行くような恰好で、荷物を預けずにライブを見れるのもそれはそれで楽で良かったが、そればかりだと寂しくなる。あとは単純に入れる人数が減ったためチケットが取りにくくなってしまったバンドもある。

 人間とは愚かで、一度手に入れたものを当たり前だと思ってしまう。コロナが流行り始めてライブハウスではノンアルコールで過ごしていて、それから緩和されて飲んだビールの美味しさも、少しぎゅっとして見たライブも、小声でも声を上げられたことも、久々に頭の上を人が転がることも、人の汗が自分のTシャツにつく不快感も、その‘はじめて‘のような感覚も忘れて、それが当たり前にあることだと思ってしまう。手に入れられた時の手触りを忘れずに過ごせたらいいのにな、とぼんやり考えている。

 上半期の記録で書いた、

なんにせよ早くぎゅうぎゅうでモッシュもダイブもシンガロングもあるようなライブを体感したい。ビールのにおい、誰かのにおい、自分の汗、誰かの汗、ステッカーがべたべた貼られた壁、混む女子トイレ、汗を吸い込んだ湿ったタオル、プラカップに入れられた600円のビール。

 は達成した。

 この感染症の状況が本当に良くなっているのか、悪くなっているのか、悪くなっているのにそれを良くなっている風に見せているのか、それはよく分からないし、2年経った今でも付き合い方がよく分からない。この3年間で感じた気色悪い手触りだけは忘れたくない。

 

呟き以上、日記未満


・声が出なくなる夢を最近は見なくなった。前は定期的に見ていた。意外と言いたいことを言えているのかもしれない。代わりによく泣きながら目を覚ます。目が腫れるから嫌だ。


・何の苦労もしていないし、何の摩擦も抱えていないのに、深刻そうな言葉ばかり並べるのが嫌になる。全然深刻な状況ではない。深刻な未来は待っていそうだけど。


・何者にもなれなかった自分を認識している。何者になれなくてもいいから何かに熱中して、一生懸命になりたかった。人生に対しての熱量が低い。花火みたいな人生に憧れている。人生について思いを馳せる時、思い出すのは高校の図書室だ。窓から差し込む日が書棚にあたっている。人のあまり通らない専門書の棚が面している通路に座って本を読んだりした。


 

・ホリデーシーズンはクソ。ロマンティックが溢れすぎてる。ついでに出てくる自分にご褒美あげちゃお!みたいなやつもイラつく。物欲を刺激する出鱈目なプロモーションが嫌いだ。12月はそんな感じでトゲトゲした気持ちで生きている。ロマンティックに溢れた世界で、わたしは何もわかんねえよ!何も理解出来ねえよ!悲しい!!ふざけんな!!と大声で叫んで大の字になって、その後ゴロゴロ転がりたくなる。あと音楽番組の恋愛ソング特集も滅んで欲しい。そんな特集組むなら宇宙すげえソング特集も組んで欲しい。まあ特集組むほど曲数無いんでしょうけど。


・新たなものを好きになるのってめちゃめちゃ楽しい。2022年は好きが増えて嬉しい。なんで好きなのか全然分かんないけど。


・2022年人生で初めて髪色を変えた。金のメッシュを入れた。今までずっと真っ黒だったのに。強く見えるからいい。いつか坊主(というかバズカット?)にしてみたい。でも寒そうだ。


・〇〇沼とか〇〇に沼る的な言い回し(ジャンルや作品や人物等にハマること)をやめたいと思っている。沼、って汚そうで、衛生的ではないイメージがあり、あまり綺麗な言葉ではないなと勝手に感じている。他に言い換えられる言葉を探していて、沼の代わりに思いついたのがドロップオフ。バリでダイビングをした時に見たドロップオフがすごく綺麗で何十メートルも先の場所までずっとソフトコーラルが続いていて、その先は青くくすんでいた。それが少し怖かった。でもそれってただの断崖絶壁で、そう思うとそれもまた危険な香りしかしなくていい言い換えでは無い気がしている。


・12月15時、晴天。カサカサの掌。ビルの間を縫って差し込む光が冬。これから数ヶ月続く冬。光の陰影が一番美しい季節。1年で一番体調が良い。


・来年は少し踊りたい。享受するだけでなく何かしら生み出したいな。という気持ちが少しだけ湧いてきた。


・同僚や友人、知人に子供が生まれた時、産休に入る時、子供を見せられた時、どんな言葉を発するのが正解なのかが全く分からないまま31年も生きている。無事に生まれてよかったですね、はあまりに無責任だし、というか無事かどうかなんて知らない。頑張って産んできてください、はお前どこ目線?というツッコミが頭の中で入る。可愛いお子さんですね、は嘘である。嘘をつきたくない。大体の生物は生まれたてよりある程度育った方が造形的に可愛いと思う。生まれたてで可愛い顔をしているのはよっぽど目鼻立ちの整った人間である。

 家族に訊いてもみんな正解を知らない。我が家は全員人間に興味が薄いのだ。子犬が産まれた、なら喋れる気がする。誰かいい感じの嘘ではない言葉を教えてください。

 

そんな、2022年の下半期。

2023年も自分の人生を謳歌するぞ。